2日目も天気に恵まれ、桜島が最も美しく見えると言われている仙巌園へ
仙巌園は万治元年(1658年)、19代光久によって築かれた島津家の別邸です。
入場券(1000円)を買って中へ、菊で飾られた手入れの行き届いた庭がお出迎え
遙か昔、秋の遊園地と言うと必ずと言っていいほど菊人形が飾ってあって
今は閉園がほとんどですが、久しぶりに見ると懐かしさが甦ります・・

江戸時代は正門だった
錫門(すずもん) 屋根は瓦ではなく、
鹿児島の特産である錫で葺かれています。
朱色の門をくぐると
御殿が見えてきました。

光久が庭園を構えてから、歴代の藩主に受け継がれてきた御殿です。
幕末明治には迎賓館となり、最後の藩主、島津忠義も亡くなるまでここで暮らしていたとか。
ここは別料金(500円に)なっていますが、見る価値は十分にありました。

ボランティアの方の説明も聞くことができ、この謁見の間、幕末の頃には
篤姫や西郷隆盛を始めとする、国内外のたくさんの方々が訪れたそうです。

25室が今も残されており、中庭の池には八角形のくぼみがあり、今でいう風水でしょうね

15000坪もある美しい大名庭園は、綺麗にお手入れされています。

ここからの桜島も、霞んではいますが本当に素晴らしい (;゜0゜)
地元の人の話では、ハッキリとした姿を見るのは難しいとか・・・
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庭園の中にいくつもある灯篭ですが、この
獅子乗大石灯篭が最も大きな灯籠で
笠石の大きさが8畳分もあり、どうやって上に載せたのか不思議なくらい
上に乗る獅子は空から飛び降り、桜島の方を振り返った姿だそうです。

11月の半ばで、高台の紅葉が色づき始めていました。
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時間が足りないくらい広くて、隣にある島津家に関する史料館、
尚古集成館を
見学してから隣接するスタバでひと休み。 旅先でのスタバも楽しみの一つです。

島津家ゆかりの有形文化財をモダンにリノベーションしたスターバックス、
仙巌園に来られたら是非立ち寄ってみてくださいね。