この日は月曜日だからか観光客も少なく、入城口でチケット(大人1000円)を購入し中へ、
入城ゲートからすぐ見えてきたのは「菱の門」です。
正面からは左側が石垣に乗っている菱の門ですが、くぐり抜けると反対側はこのような形
二の丸の入り口を固めた櫓門で、数ある中で一番大きく立派な城門です。

天守までは、「いの門」から、「ほの門」まで5つの門があり、ちょっと迷路のようになっています。
時代劇の撮影にも数多く使われた「将軍坂」と呼ばれるところも。
日本で初めて世界文化遺産に登録された姫路城は、5層6階、地下1階の構造で
平成の大修理より前に来た時と中はほとんど変わってないので、エレベーターもありません。
入り口で靴を脱いで、ビニール袋に入れて持ち歩くのでリュックなどが便利かと・・
階段も狭いうえに、かなりの急勾配なので手すりを持たないと危険です。
西の柱と東の柱この2本で400年以上もこのお城を支えているんですね。
太さが1mもあり5階まで1本で通されているそうですが、西大柱は昭和の大修理の時に
新材に交換されたようです。

天守の最上階には刑部神社(おさかべ)が祀られていて、妖怪にまつわる伝説があるんだとか
色々な説があるようです。

守り神でもある鯱瓦(しゃちがわら) 天守の屋根にあるのは左右同じ形の雌の鯱だそうです。

天守から本丸、大手町通りから姫路駅の方角、中はいい風が吹いて心地良かったですよ。

姫路市内が一望、千姫が住んでいた西の丸化粧櫓が中央より左に見えます。

備前丸から見上げた姫路城、青空に映えてとても美しく見えました。
ちょうど夏の特別公開の最中で、6棟の非公開エリアを見ることができると言うのに
夫はすでに、体力の限界がきていた様子で、今回は諦めることにしました。

暑かったので無理もありません。
工事が始まる前、2007年頃だったと思いますが、娘の友達がポーランドから2週間我が家に
滞在し、夫と二人で、たつの市や姫路城を案内したことを思い出しました。
同じように8月の暑い日でした。
当時はスマホもなく、英語も話せないのに何とかなったんですよね。
娘のお陰でいい経験ができたな~って思います。
その彼女は、現在イギリスにいますが懐かしい思い出です。