fc2ブログ
筆の寺で筆供養
今年も残すところ2週間余り、年賀状もラインに変わり、少ないと思うと
なかなかスイッチが入りません。
年末に近づくにつれ、散歩コースにあるメタセコイヤの街路樹も
だんだんと色あせてきて冬枯れの季節ですね。
IMG_2772_convert_20211214224858.jpg

これは11月終わり頃の様子です。 
IMG_2633_convert_20211213233132.jpg


先月の事ですが、紅葉の名所東福寺の塔頭である正覚庵に行ってきました。
ここは別名、筆の寺とも呼ばれています。
IMG_2640_convert_20211214231543.jpg

普段は非公開のお寺ですが、毎年11月23日だけ一般公開され、
古くなった筆に感謝する「筆供養」行われています。
筆を前にしてお経をあげられるのかと思うとそうではないんです。
IMG_2642_convert_20211214231817.jpg

今年初めて参加と言うか、習字を習っているのに今まで知らなかっただけで、
たまたまネットで見つけて古い筆持参で供養していただきました。
入るのは無料ですが、筆により500円〜1000円かかります。

IMG_2654_convert_20211214231716.jpg

始まる前には筆神輿を担いで東福寺の境内や町内を行列が練り歩きます。
法要のあと、火種を両脇から差し込み護摩木や筆が焚き上げられますが、
いつの間にか身動きできないほどの人だかり。。
IMG_2658_convert_20211214231949.jpg

火の勢いが強くなると、ひしゃくで水を掛けての繰り返し、境内は狭いので風が強いと大変そうでした。
筆は2、30本づつ投げ込まれ、この煙を浴びると上達すると言われているそうです。
IMG_2673_convert_20211214232126.jpg

始まる前から待っていたので、ずっと立っているのが辛くなり最後までは
見ることができませんでした。
散らばっていた筆はどうなったのか気になりますが・・・
IMG_2674_convert_20211214232345.jpg

裏庭では紅葉の下でお蕎麦などの提供もあり、紅葉のグラデーションともみじの絨毯に感動
IMG_2645_convert_20211214232529.jpg

東福寺は3連休でもあり、コロナも落ち着いていたので観光客も多く
中には入りませんでしたが、いつもの日常に戻ったかのようでした。

スポンサーサイト



[2021/12/14 14:45 ] | 京都 | コメント(0) | トラックバック(0)
| ホーム |